
2008.5.14
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岐阜県養老町の食肉卸売会社「丸明(まるあき)」が規格外の質の牛肉をブランド牛「飛騨牛」として販売していた問題で、農林水産省岐阜農政事務所と岐阜県は23日午前、JAS(日本農林規格)法や牛肉トレーサビリティー法に基づき、丸明の本社工場と直営小売店の養老店など計4カ所の立ち入り調査を始めた。違反が確認されれば行政処分を行う。悪質な場合は刑事告発する方針。
ほかに立ち入り調査が行われているのは、直営小売店の「飛騨高山店」(岐阜県高山市)と、大手スーパー「バロー高山店」(同)に入る直営店。
養老町の工場では午前9時50分ごろ、県職員と岐阜農政事務所職員計約10人が到着し、調査を開始した。従業員と元工場長計5人が工場の前で「正しい資料を会社が提出するか、チェックしたい」と同行の許可を求めたが拒否された。
県と岐阜農政事務所は、在庫の牛肉の個体識別番号の管理や表示状況などを調べ、肉のDNAサンプルを採取する。また仕入れや加工状況などが記入された帳簿などを押収。並行して、吉田明一社長と従業員からも順次、聴取するとしている。一方、取引先に対しても丸明との取引書類の提出を求めている。
飛騨牛は岐阜県で14カ月以上肥育された黒毛和牛で、日本食肉格付協会の格付けで肉質が5~3等級の肉。これまでの調べで、丸明は2等級の和牛や愛知県産牛を「飛騨牛」と偽って出荷した疑いが持たれている。さらに、肉の消費期限の改ざんをしていた疑いが浮上している。